国際刑事裁判所ローマ規程の検討


【議題概要】
 ローマ規程とは、国際刑事裁判所の設立に関する条約であり、集団殺害犯罪、人道に対する罪、戦争犯罪、侵略犯罪という重大な国際犯罪の構成要件などを定めている。今会議ではこのローマ規程に規定された管轄権に関する議論を行う。

会議設定

議題国際刑事裁判所ローマ規程の検討
設定議場国際刑事裁判所ローマ規程検討会議
ウガンダ・カンパラ近郊ムニョニョ
設定日時2010年5月31日~6月11日
使用言語公式/非公式/文書=日/日/日(動詞のみ英語併記)
募集人数40人(シングル、ペアどちらも可)
注)国割の数を超えた場合、シングル希望の人にはペアになってもらう可能性があります

会議コンセプト

『みちの検証

本会議のコンセプトは「みちの検証」となっております。検証とは、まだはっきりとしていない問題について仮説を立て、是否を検討していくことを言います。

皆さんはなぜ模擬国連をするのでしょうか?長年模擬国連を続けてきた方は恐らく考えたことがあるのではないでしょうか。考えたことがなかった方も、いつかこの疑問にぶつかるかもしれません。結論から言うと、理由は人それぞれだと私は思います。人それぞれ、とは非常に便利な言葉ですが、少なくとも私は、最初はよく分からないけどがむしゃらに模擬国連をやっているうちに理由となる「道」を見つけていきました。そして、その「道」は何かの節目が来るたびに、坂道になったり回り道になったり逃げ道になったりしています。では、なぜよく分からないままここまで続けられたのか。それは、知的好奇心の探求を通じて自己表現を行う楽しさが模擬国連にはあったからだと思います。今まで知らなかったような遠い国の立場に立って、今まで考えたことがなかったような国際問題を熟考すること、台本のない舞台で自分の思う大使になりきり国家の対立と協調を経験すること、これらはきっと模擬国連でしか体験できないことでしょう。私はここに楽しみを見出しました。

したがって、このコンセプトは「未知」への挑戦をしてみたい、自分の模擬国連における「道」を見つけたいという方にはピッタリな会議だと考えています。また、ある程度知識もあり、自分なりの道が成立しているもぎこっかーには自らの知識を「検証」し、未来のもぎこっかーに「道」を示す場としてこの会議に臨んでいただきたいのです。この想いは「繫ぐ繋がる」という大会コンセプトにも通じるものがあり、九州SSとしての一体感をすでに感じております。

私はICCのことを未知の宝だと思っているので、皆さんと一緒に再検討し、フロント含め各々のみちを「検証」できたらいいなと存じております。

会議の特徴

①バランス重視の重厚な議論
模擬国連の会議には様々な会議形態があり、中でもインフォーマル中心の会議、コーカス中心の会議がありますが、今会議は両方ともメリハリを付けた議論というのを目指しております。具体的には、フロントTT案の提示、メモ回しはコーカス中のみという制約をかけることにはなりますが、議論議論に時間を割かず実質的な議論に集中することで交渉の土台をしっかり作ることを意図しています。インフォーマル中心の会議では文言交渉の時間があまり取られなかったり、コーカス中心の会議では裏交渉が活発に行われ、表の議論に置いていかれがちだったりと一長一短あるかと思いますが、4日間の長い大会期間という特徴を活かし、議論形態の得意不得意に関わらず大使の皆さんの能力を存分に発揮できるようなバランス設計となっております。

②安心のサポート体制
会議前や当日のメンターはもちろん、自身の達成したいことと担当国の役回りの相違によるミスマッチを防ぐためにも、国割前メンターを実施します。また、会議後の全体講評やレビューも行い、およそ3ヶ月に渡って会議前から最後まで徹底的にフロントがサポート致します。
本会議は比較的難易度高めの議題となっておりますが、ここで得られる知識は国際刑事裁判所(ICC)に関するものだけでなく、安保理や国際法などの基礎的な知識も身に付き、今後の皆さんの模擬国連生活に役立つことでしょう。ぜひともこの絶好の機会に挑戦していただきたい。

フロント紹介

ディレク

佐藤 杏朱
北九州市立大学
法学部 3年
九州支部 老メン

副ディレク

関根 恵舞
立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部 3年
九州支部 老メン

議長

池田 亮太
早稲田大学
社会科学部 3年
早稲田研究会 老メン

秘書官

鈴木 美結
上智大学
法学部国際関係学科 3年
四ツ谷研究会 老メン

秘書官

香月 爽希
横浜市立大学
国際商学部 3年
日吉研究会 老メン

広報官

小橋口 航
同志社大学
法学部政治学科 2年
京都研究会 旧メン

アドバイザー

苦田 大起
青山学院大学
国際政治経済学研究科修士 1年
四ツ谷研究会 超神メン